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2021.10.02

本場大島紬の工程見学…時々桜島in鹿児島

こんにちは、こものひよりです(^^)

いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。

 

今回は鹿児島で本場大島紬の工程を見せて頂きました。

鹿児島で、思い浮かぶのは、桜島。

鹿児島のシンボル『桜島』は、鹿児島市内の様々な場所から
眺めることができました。

雄大な活火山で、噴煙をあげていました!!
滞在中、一度だけ噴煙をあげている所を見ました。
日が昇る瞬間も…すごくきれいです!

 

今回は、大島紬の工房を見せて頂きに、窪田織物さんへ伺いました。

☆本場大島紬の定義

昭和50年に本場大島紬も、
『伝統的工芸品』の指定を受けて法的な定義をされました!

  • 先染め、平織りである事。
  • かすり糸のかすり合わせが手仕事によって行われ、かすり紋様を出した物である事。
  • かすり糸の染織法は、「織締め」技法である事。
    (絣糸を作るために綿糸を使い仮織りすること 出来たものが絣むしろ)
  • 本場大島紬に使用する糸は絹に限る事。

 

☆本場大島紬の種類

本場大島紬は、経紙・横糸とともに絣(かすり)括りされた糸を使用する
「経糸絣(たていとかすり)」

横糸のみに絣括りされた糸を使用し、たて糸に縞や無地の地糸を使用する
「よこそ」

と呼ばれる大島紬に大別されます。

さらに染色方法によっても「泥大島」「泥藍大島」「草木泥藍大島」「色大島」「白大島」の5つに別けられます。

大島紬の糸を染める元になる染料に、屋久杉を使用したものもありました。
今では、貴重な染料になります。
自然の草木や泥を使用して染めていました。

実際に大島紬を織っている織子さん様子を見ていて、点を合わせるのが細かくて、大変そうでした…

大島紬の種類もたくさん見せて頂きました(^^)
普段見ることのできない、18マルキに大島紬は、ルーペを使用してみましたが
細かく点がおられていてびっくりしました。

 

証紙についても学ばせてもらいました。

本場大島紬であることを証明する商標登録として 証紙(しょうし) というものがあり、
厳しい基準を満たしたものだけに与えられます。

地球印は奄美で染め織りされたもので本場奄美大島紬と呼びます。
もともとは旗でしたが米軍統治下で日本国旗が使えずこの印にし、本場としたかったそうです。
技術者は鹿児島に多く渡ったので、奄美で糸を染め、鹿児島で織られたものを旗印としています。

 

 

☆お手入れについて☆

大島紬は天然染めなので多少泥落ちします。お仕立て前には専門業者で湯通しをしてのりや泥汚れを落としましょう。

洗い張りを重ねるたびに、色つやを増し、一層美しくシックに着こなしていただけます!

お手入れは何といっても、乾燥が大切です!ご着用後は、陰干しをして十分に風に通してください。
そして虫干しは秋晴れの日に!

年に1度はさわやかな空気にあててあげましょう。秋の乾燥した晴れた日が一番です(^^)/

 

まだまだ学んだことはたくさんありますが、今回はこの辺で…

別の機会にまた紹介させてください(^O^)☆

 

 

最後に…鹿児島が発祥の地のシロクマのかき氷を食べてきました!

暑い中歩いたあとにたべるかき氷は絶品でした♡

ぜひ鹿児島に立ち寄った際はシロクマかき氷を食べてみてください☆

 

 

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